アメリカを読む2

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
設計:フランク・ロイド・ライト
竣工:1959

キャンチ王(注:キャンティ・レバー)ライトの集大成。
キャンチのバルコニーから見下ろすアトリウムはちょっと恐い。
作者曰く、この建築は曇りの日に見るのがよいらしい。
ものと影の関係が逆転するからだ。



第三期のライトといえば、サークル王でもある。
彼は至る所に円形のモチーフを使わずにはいられない。




インスタレーションの関係で有名な天蓋には暗幕がかかっている。
「うーむ。」



グランド・セントラル・ターミナル
設計:ワレン&ウェットモア
竣工:1913

NY最古のオイスターバーを地下に蔵するマンハッタンの玄関口。
大空間の四周に配された錯綜する動線はちょっとおもしろい。
こういう方形の駅は、日本にはなかなかないなあ。
上空にはグロピウス設計のメットライフビル(旧パンナムビル)が鎮座している。